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Missed opportunity on new framework ARCs

資産再建会社の新たな枠組みは機会を逸したか

By Sawant SinghとAditya Bhargava、Phoenix Legal
2021年4月のインド準備銀行(Reserve Bank of India:RBI)による開発および規制政策に関する声明は、資産再建会社(asset reconstruction companies:ARC)の成長に言及し、「ストレス資産解決の可能性はまだ十分に実現されていない」ことに言及しました。この声明は、ARCの規制の枠組みを見直し、ARCが「金融セクターの増大する要求に応えられる」よう、適切な措置を勧告する委員会の設置を提案しています。2022年10月11日、RBIはARCに関する規制の枠組みを改正し、「ARCセクターの透明性を強化し、コーポレートガバナンス水準を向上させる」措置を導入しました。 従来、ARCは政府保証債券(Security Receipts:SRs)の各スキームに、最低15%投資することが求められていました。改正後の規制の枠組みでは、ARCは譲渡人の投資額の15%以上、または発行済みSRsの2.5%のどちらか高い方を、SRsに投資することが求められます。より幅広い参加を促すため、SRsの募集要項では、過去5年間または事業開始からのいずれか短い期間のARCの財務情報の概要、過去8年間に発行したSRsが生み出した収益の実績、過去8年間の回収格付けの移行と信用格付機関との関与の記録についても開示する必要があります。ARCはSRsの回収格付けを取得し、当該格付けおよびその根拠をSRsの保有者に開示することが求められています。ARCは、最低6回(各6カ月)の格付けサイクルの間、信用格付機関との関与を維持する必要があります。 従来の規制の枠組みでは、ARCは取締役会が承認した債務整理の方針を立て、委員会や特定の役員に、提案内容を決定する権限を委譲することが許可されていました。現行の規制では、債務整理の提案は、技術、法律または財務のバックグラウンドを持つ専門家で構成される、独立諮問委員会(independent advisory committee:IAC)が検証する必要があります。IACは、借り手の財務状況、回収までの期間、予測される収益およびキャッシュフローなどを考慮した上で、ARCの取締役会に提案を行います。取締役会は、少なくとも2名の独立取締役を選任する必要があり、ARCの提案を検討した後、債務整理に関する勧告を決定します。債務整理は、回収のための他のすべての選択肢が取られ、当該債務の回収がこれ以上見込めない場合にのみ、検討する必要があります。改正後の規制の枠組みでは、管理報酬は、ARCが運用する資産から回収された金額からのみ、請求することができると規定されています。さらに、取締役会が承認した報酬に関する方針には、管理報酬と報奨金の上限を定めなければならず、これを逸脱する場合は、取締役会の承認が必要となります。 ARCは、2016年破産倒産法(Insolvency and Bankruptcy Code)に基づく解決プロセスにおいて、解決申請者として参加することができるようになりました。一般に報道されているところでは、RBIはこれまで、ARCが解決申請者として活動することに消極的でした。その理由は、そうした活動は2002年金融資産の証券化および再建並びに担保権の実行法(Securitisation and Reconstruction of Financial Assets and Enforcement of Security Interest Act)の下で想定されていなかったためです。ARCが解決申請者として参加するには、最低でも100億インドルピー(1億2100万米ドル)の自己資金が必要であり、その他にも、解決申請者としての参加に関する取締役会承認の方針、解決申請者としての参加を決定する独立取締役が過半数を占める委員会の設置などの要件を満たす必要があります。 ARCが解決申請者として参加できるようになったことは、一部では歓迎されていますが、その効果は時間を経ないと評価できないでしょう。改正された規制の枠組みは、負債の合算、SRsへの負債資本市場の参加を促す措置、SRsの取引可能性の強化、債務者の経営陣の交代や破綻処理プロセスを遅らせる日常的手続からARCを保護する措置の提供など、破綻処理に適した措置の改善といった運用面には触れていません。全体的に法的な枠組みを見直さない限り、RBIのこうした措置は事態を多少前進させるものでしかなく、進展を主導し得るとはいえません。 Sawant Singh及びAditya Bhargavaは、Phoenix Legalのパートナーです。Sristi Yadavは、同事務所のシニアアソシエイトです。 Phoenix Legal Second Floor 254 Okhla Industrial Estate Phase III New Delhi...

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