CEPA、インドで韓国人投資家への保護を提供

By Rajat Prakash、Siddharth Mahajan,Athena Legal
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ンドと韓国は、二国間関係の長い歴史があります。韓国は、インドで14番目に大きな投資家であり、2000年からの投資額は36億9千万ドルを超えています。一方、インドと韓国の二国間貿易は、昨年197億ドルに達しました。インベスト・インディアの「スタートアップハブ」と大韓貿易投資振興公社の「コリア・プラス」のイニシアティブは、韓国の投資家をインドに引き付けるのに一役買っています。

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韓国とインドの両政府は、3年以上12回にわたる交渉を経て、包括的経済連携協定(CEPA)に署名し、これは2010年1月1日に発効しました。CEPAは、韓国の11,200タリフライン、インドの 5,200タリフラインを、関税の削減および撤廃のための6つのカテゴリーに分類しています。漸進的撤廃のカテゴリーにあった特恵関税は、現在、完全に機能するようになりました。結果として、インドのスケジュールにおけるタリフラインのおよそ70%と、韓国のスケジュールにおける88%が、CEPAのもとですでにゼロ関税になっています。両国政府は、二国間の貿易をさらに増加させるために、CEPAの改善に向けた協議を行っています。

CEPAのもとでは、韓国でインドの投資家によって行われる投資も、インドで韓国の投資家によって行われる投資も、内国民待遇を与えられます。これは、これらの投資家が、投資財産の設立、取得、拡張、管理、実施、運営および売却その他の処分に関して、各国の自国投資家と同等に扱われることを意味します。この協定は、待遇の最低基準を定めます。これには、ある国の投資家によって別の国で行われる投資に対する「公正かつ公平な扱い」および「完全な保護およびセキュリティ」が含まれます。CEPAは、投資家と国家との間、または国家間における投資紛争の解決のためのメカニズムを確立しています。投資家またはその投資財産に対する損失または損害を引き起こす、国家による義務の違反とされるものに関する投資家と国家との間の紛争は、CEPA の第10条に基づいて解決することができます。

国家が投資家から紛争について通知を受けた場合、両当事者は、紛争を、協議の要請の日から6か月以内に友好的に解決するよう試みなければなりません。紛争が解決されない場合、投資家は、以下などの国際法廷に申立てを行う選択肢を有します。

  1. 国際投資紛争解決センター(ICSID)条約、およびICSID仲裁手続き規則。ただし、紛争当事国と紛争投資家の本国の両方が、ICSID条約の締約国であることを条件とする。
  2. ICSID追加的制度規則。ただし、紛争当事国または紛争投資家の本国のいずれか(両方ではない)が、ICSID条約の締約国であることを条件とする。
  3. UNCITRAL仲裁規則
  4. 紛争の両当事者が合意した場合には、その他の仲裁機関、またはその他の仲裁規則に従う。
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仲裁への紛争の付託は、国家による義務の違反について紛争投資家が知った、もしくは知ったと合理的に認められる日、または損失を被った日から、3年以内に行わなければなりません。

報道によると、韓国の電力会社である韓国西部発電(KOWEPO)は、自らがインド西部に共同所有するガスベースの発電所に対する燃料供給の約束を守らなかったとして、インドを相手取って仲裁手続きを開始しました。この電力会社は、6か月以内の問題の解決、または損失もしくは損害に対する4億ドルの賠償を求めました。KOWEPOは、マハーラーシュトラ州ラーイガド県で388メガワットのプロジェクトを運営するPioneer Gas Powerの株式の40%を所有しています。この会社は、CEPAで保護されます。

CEPAのほかにも、両国は、二重課税回避協定(DTAA)を締結しています。これは、1985年7月に署名され、1986年9月に公示されました。DTAAは2017年4月1日に改正されました。改正DTAAは、インドと韓国の居住者に税の安定化を提供し、相互の経済協力を促進するとともに、二国間の投資、テクノロジーおよびサービスの流れを促すことを目的としています。投資を保護するために、インドおよび韓国は、1996年に二国間投資保護協定(BIPA)にも署名しました。しかし、BIPAは2017年に終了し、現在、インドによって提案された新たなモデル協定の交渉が行われています。

安定的かつ法の支配に基づく司法制度を有するインドは、依然として韓国企業の貿易および投資にとって魅力的な国です。韓国の投資家はまた、国家との紛争が生じた場合にはCEPAから、そしてインドで投資を行うためには優遇的な租税条約から、利益を得ることができます。

Rajat PrakashはAthena Legalのマネージングパートナー、Siddharth Mahajanは同事務所のパートナーです。

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